分科会詳細

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第1分科会 「育児支援〜父親・母親への支援を考える」

 育児を母親・父親の問題としてのみ捉えることはできなくなりました。企業における支援策、地域の連携など、よりニーズに即した取り組みが求められます。企業、地域ネットワーク、NPOなどの先進事例を通して、これからの育児支援を考えます。

<コーディネーター>

  •  渥美 由喜 氏
    (株式会社富士通総研 主任研究員)
    1992年 (株)富士総合研究所に入社、日本及び欧米諸国の社会保障制度、人口問題を中心に研究、「少子化対策」「家庭と仕事の両立支援」等に関する執筆、講演も多数。

<パネリスト>

  • 新井 妙子 氏
    (共同印刷株式会社 人事部 人材開発課 主事)
    女性社員の能力発揮を促すポジティブアクション・プラン「Bright Women Support Plan」を実行する一方で、男性社員の育児参加支援、サポート体制と職場の風土づくりを実施。
  • 奥山 千鶴子 氏
    (NPO法人びーのびーの 理事長)
    2000年より神奈川県横浜市で、乳幼児と親のための「おやこの広場」の運営。子育て関連情報誌の制作・販売、地域の企業や商店街との連携など地域の子育て環境づくりの牽引役。
  • 駒崎 弘樹 氏
    (NPO法人フローレンス 代表理事)
    地域で病児保育問題を解決し、育児と仕事を両立する社会をつくろうと2005年から東京で全国初の「病児保育サポートシステム」をスタート。企業との協働プログラムも手がける。

第2分科会 「学校との連携を考える」

 青少年育成という観点から、多くの企業やNPOが教育支援に取り組んでいます。学校と企業、NPOがどのように連携を図れば、子どもたちの学力、生きる力を育むことができるのかを考えます。

<コーディネーター>

  • 広岡 守穂 氏
    (中央大学法学部 教授)
    政治経済に限らず現代日本の社会現象に幅広い関心を持つ。5人の子どもたちの成長を描いた『男だって子育て』(岩波新書)、『妻が僕を変えた日』など著書多数。

<パネリスト>

  • 生重 幸恵 氏
    (NPO法人スクール・アドバイス・ネットワーク 理事長)
    「総合的な学習の時間」及び学校週5日制にともなう授業のスムーズな実施のため、学校と地域や企業のコーディネート、地域活動や職場体験などの社会経験の場を提供している。
  • 宮下 伸子 氏
    (東京海上日動火災保険株式会社 経営企画部 CSR室 副主事)
    全国の小学校・盲・ろう・養護学校の児童・生徒を対象に、社員が学校に出向いて授業を行う環境教育プログラム「みどりの授業〜マングローブ物語」を実施している。
  • 田川 薫 氏
    (NPO法人青少年育成支援フォーラム ライフスキル事業 統括
    ライオンズクラブと協働で、1999年より「Lions Quest 思春期のライフスキル教育プログラム」を全国に普及。現在30校が授業に取り入れている。

第3分科会 「子どもの自立を支える」

 不登校、いじめ、自殺・・・・・・子どもに関わる悲惨なニュースの途絶えることがない昨今、子どもが他者や自分を大切にする心を育み、子ども自身の可能性を伸ばすために、NPO、企業、学校、家庭はどのような連携が必要かを考えます。

<コーディネーター>

  • 土堤内 昭雄 氏
    (株式会社ニッセイ基礎研究所 社会研究部門主任研究員)
    少子高齢化・家族、市民社会・NPO、都市・地域計画を主な研究テーマとし、執筆等多数。
    二人の子どもを育てた経験に基づく著書『父親が子育てに出会う時』(筒井書房)、『「人口減少」で読み解く時代』(ぎょうせい)がある。

<パネリスト>

  • 奥地 圭子氏
    (NPO法人東京シューレ 代表
    22年間 東京・広島で公立学校教員として勤務。わが子の登校拒否体験から1985年に「東京シューレ」を開設、フリースクールの草分けとして、全国的な活動も展開。
  • 山口 君子氏
    (NPO法人チャイルドライン支援センター理事、NPO法人チャイルドライン・あいち代表理事))
    子どもからの電話相談活動。全国で年間12万件以上、「子どもの日チャイルドライン全国キャンペーン」は1週間で約2万件の子どもの声を受けとめている。
      
  • 田村 茂 氏
    (株式会社モスフードサービス取締役上級執行役員CCO)
    全店舗の8割以上が、地域の緊急退避場所「こども110番の店」として協力。2006年10月オープンした職業体験テーマパーク「キッザニア東京」に出展するなど、次世代育成に積極的に貢献している。

第4分科会 「安全で安心な生活環境を支える」

 子どもが被害者、加害者となってしまう事件が起きるたびに、地域の連携で防ぐことができなかったのかが議論になります。安心・安全な地域づくりのために、NPO、企業、学校、住民などがどのように連携すべきか考えます。

<コーディネーター>

  • 吉川 和代 氏
    (NPO法人さがみはら教育応援団 理事長)
    20代〜80代までの多様なジャンルの市民講師を学校等に派遣。大人として、子どもたちのため、未来のために何ができるかを考え、「学校と社会」「子どもたちと地域」をつなぐ。

<パネリスト>

  • 佐々木 秀明 氏
    (綜合警備保障株式会社 広報部長)
    守りのプロの立場から社員が講師となって学校に出向き、児童・保護者向けに、防犯教育「ALSOKあんしん教室」を実施。2005年より全国に拡大して展開している。
  • 橋本 典子 氏
    (NPO法人日本ガーディアン・エンジェルス 武蔵野支部副支部長)
    繁華街を中心とした青少年の非行・犯罪防止活動、応急救護活動、環境美化浄化運動などを各地で行なっている。また、インターネットの安全教室(サイバーエンジェルス)も実施。
      
  • 前田 純一氏
    (おやじ日本 副会長)
    お父さんのネットワークで子どもたちが豊かに育つ環境を守る。8時と3時に子どもの登下校を見守る「83運動」のほか、今年度は携帯電話の被害から子どもを守る調査も実施。