今回は、リサイクル事業を通じて障がい者・高齢者のための雇用をつくり、山間部にある過疎集落の活性化を図っている株式会社ケーエヌアイ(KNI)の事業所を見学させていただきます。
訪問先の「旧秋野小学校」は、奈良県吉野郡下市町で廃校になった小学校を活用したリサイクル事業所です。新しく工場を建てるのではなく、地域住民にとって大切な思い出の場所を有効活用することによって、地元の高齢者や障がい者が安心して
働ける場が出来た事例として、話題となりました。また、『地域活性化』+『高齢者と障がい者の雇用創出』+『環境に配慮したリサイクル』という3つの課題を一つにまとめた同社のビジネスモデルは、“これからの日本に必要なテーマの実験場”として、全国からも注目されています。
過疎地の地域住民のための共生職場の現場を見せていただくことによって、“地域の人々が喜びを感じながら働き生活する”ための環境づくりについて、皆さまとともに考えたいと思います。