東京都/杉並区立和泉中学校
 
サービス・ラーニング推進事業
◆ 活動概要
日 時: 2012年(平成24年)6月29日(金)
12:45~15:00(課外活動)
内 容: 募金活動協力依頼状の配布
場 所: 永福町北口商和会、和泉仲通り商栄会(東京都杉並区内)
参加者: 3年生18名(欠席4名)
「社会貢献プログラム」3日目は、募金活動を実施する商店街のお店を一軒一軒訪ね、募金活動への協力依頼状を手渡しました。生徒は2~3名のグループに分かれ、先生方や当協会スタッフが見守る中、永福町北口商和会140店舗、和泉仲通り商栄会48店舗の皆様に募金活動の趣旨を説明し、協力のお願いをすることができました。
◆ 出かける前にもう一度!
ほとんどの生徒にとって、自分の言葉で大人に協力を依頼するという経験は初めて。
商店街のお店を訪問する前に、「元気に挨拶すること」「いつ、どこで、何をするのか」「募金の目的は何か」を確認し、先生方に商店街のお店の人になってもらって、受け答えのシミュレーションをしました。
◆ そして商店街へ
(永福町北口商和会、和泉仲通り商栄会)
7つのグループに分かれ、各20~30店舗を訪問しました。最初は緊張でしどろもどろだった生徒たちも徐々に慣れて、受け答えもスムーズにできるようになってきました。
「次はこういうふうに言ってみたらいいかな」「今度は私がやってみるよ」と工夫して役割分担しながら取り組むことができました。
~あるグループの様子(1)~
練習ではうまくできても、お店の人と向き合うと緊張で言葉が出てこない生徒たち。
「こんにちは…僕たちは…、和泉中学校の生徒です…」
「あの、今度、募金活動を…アフリカの飢餓の撲滅のために…」
説明も途切れ途切れになりましたが、お店の方は頷きながら聞いてくれました。そして「こういう活動をしてくれてありがとう。募金活動の日は仕事でいないから、今日、募金を受け取ってもらえるかな」。思いがけない言葉に生徒も胸がいっぱいになりました。
~あるグループの様子(2)~
勇気を出して一軒目のお店に入るも「なんだか迷惑そうだった…」と、うなだれる生徒たち。「迷惑なんじゃなくて、中学生が深刻な顔で来たから戸惑ったんじゃない?最後は元気に挨拶しよう」とスタッフが声をかけました。
「ありがとうございました!」生徒が大きな声で挨拶すると、お店の方もニッコリと送り出してくれました。
~あるグループの様子(3)~
「募金には協力できない。こっちが募金してもらいたいくらいだ。」
すべての人が募金活動に協力してくれるとは限らないことも想定していましたが、こういうときにどう対応するのがよいか、実際の場面では戸惑いました。
「わかりました。お時間をとらせてすみませんでした。ありがとうございます。」
先生にも助けてもらってご挨拶をすることができました。