2015.10.14 掲載
緑川秀太 (みどりかわ・しゅうた) さん (福島県:陸上)
緑川秀太さんが陸上を本格的に始めたのは網膜色素変性症という障がいのため福島県立盲学校高等部に通い始めてから。短い距離を全力で走ることが好きなので100mを、また、走るのとは違う魅力のある走り幅跳び(ともにクラスT12※)を選択し、練習に励んでいます。

奨励金を活用して全国各地の大会に出場し、経験を積んでいます。2015年最後のレースは福島県代表として出場する全国障がい者スポーツ大会紀の国わかやま大会(10月24日~)。この大会で自己ベスト更新を目指します。
緑川さんに今後の目標と課題について伺いました。「目標は東京パラリンピック出場です。そのためには、現在指導を受けている福島県障がい者陸上競技協会の宍戸先生に技術的なことをもっと教わろうと考えています。また、それ以上に時間を割きたいのが弱い体幹を鍛えることです。」
今年3月福島県立盲学校高等部を卒業し、同校専攻課理療課に進学。自身の競技トレーニングと共に将来地元スポーツ選手のために働けるようスポーツトレーナーを目指して勉強中。緑川さんの今後の活躍を見守ってください。
※T12
手の形を認知できるものから視力0.032までのもの、あるいは、視野が直径10度以内のもの。競技では、「伴走」や「コーラー」が 一緒に競技することもある。
(チャレンジド・アスリート奨励金 事務局)