2.任意団体 CILたすけっと
亘理、登米、石巻で活動を行なっている。亘理地区では地元団体と連携して支援を行っている。登米は沿岸部の石巻や南三陸町への支援拠点として、交通の便が悪い地域の障害者の定期的な交通支援、仮設住宅での各種相談や物資の提供などを行っている。石巻ではこれから被災者・支援者の交流、地域に根付いた活動を展開していく。寄付金を使った活動により、「仮設から医療センターまで送迎(片道30キロ)して貰え服薬が継続できる」、「精神障害者の退院に向けて一時外出や外泊を支援できる」、など住民の喜びの声が聞かれる。寄付金2,000,000円は亘理支部での支出として547,430円(不動産契約料、屋内バリアフリ改修工事費)、登米支部500,000円(不動産契約料)、石巻支部380,700円(不動産契約料)(合計2,088,580円)に充てた。(寄付額全てを使用した。) |
4.NPO法人うつくしまネットワーク
活動の対象者は福島県の沿岸部(北部)に位置する新地町、相馬市、南相馬市の被災者である。これらの町の被害は甚大で被災者世帯は数千世帯に及んでいる。寄付金で開設した救援物資調達基地・相馬基地は仮設住宅や避難生活を続けている人たちへの救援物資の提供や「絆」作りに役立つ情報の提供など、その担う役割が大きい。利用者からは次のような意見を貰っている。「津波で何もかにも失った。生活物資をもらえるのは本当に助かる(40代女性)」「震災後この基地で友人に会えた。ここには情報もあるんですね(30代女性)」「農家が被災したため農産物輸送の仕事がなくなった。収入がないので物資を支援してくれることに感謝している(50代男性)」。寄付金1,000,000円は工事費として210,000円、広報費200,000円、謝金220,000円、備品137,902円、旅費交通費172,400円、会議費61,401円に充てた。(寄付額全てを使用した。) |