活動レポート

活動レポート

“社会を変えたいNPOの想い”をいかに伝えるか? 9月9日(土)にキックオフミーティングを開催しました。

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2023.10.20

いよいよはじまったチャリティームービープロジェクト。2023年9月9日の当日は、参加される中高生11チーム19名、NPO7団体、伴走される先生2名、社会人サポーター13名がオンライン上で集結し、勢いよくスタートを切りました。

まずは事務局から、改めて本プロジェクトの趣旨を説明し、「社会課題に向き合うNPOを支援するために共感の輪を広げていきたい。想像力と創造力を駆使して心に響く映像をつくり寄付につなげよう」との決意を共にしました。

【講義① 動画制作のポイント~メッセージをどう伝えるかが大切~】

いわき市立中央台南中学校・亀岡先生は、まず、本プロジェクトの前身であるチャリティーマラソンに参加した若者たちの、目覚ましい行動の変化について語られました。
次に動画の基本の構成要素を紹介し、カット割りやアングル、被写体の安定感、音声の聞き取りやすさやスピード、ナレーション、リズムを生むBGMなどについて説明。「映像の力を信じて詰め込みすぎない」「見る人の創造力を刺激するための余白を残す」などのアドバイスをされました。
さらに実際に学生が制作した、インパクトのある斬新な切り口の動画を例にとり、「画質やテクニックを超えて、伝えたいメッセージをどう伝えるかを考え抜くことが最も大切」と強調されました。

【講義② 動画づくりのコツ〜人は理屈だけでは動かない。感動ポイントを伝えよう!~】

電通アドギアの山科さんは、「取材は材料、動画制作は料理のようなもの。どんな食材を使うかによって料理が変わる」という視点から、動画制作のノウハウを存分に披露いただきました。
「楽しんでつくったものは見る人も楽しい。伝えるより、相手に寄り添い“伝わる”ことが大切」「取材で自分の心が動き、かつ相手の心も動くような感動ポイントを見つけよう」「NPOの魅力を“自分ごと”にするくらい理解すると伝わりやすい」などのポイントを解説。絵コンテや取材メモ用シートの活用など、すぐに役立つスキルも伝授いただきました。

一方、質疑応答では、「事前準備はどれくらいすればよい?」「取材時に必要な情報量は?」「遠方のNPOの素材をどう集めるのか?」などがあがり、慎重さに加えて、参加者の前のめりの熱い意欲も感じられました。

続く自己紹介では、「NPOの力になれるように精一杯がんばりたい」「趣味の動画編集を社会に生かしたい」という中高生に対し「広報は手が回っていないので期待している」「若者の力を借りて良いPRをしたい」というNPOの方々の期待の声が印象的でした。

また、プロジェクトを支える先生方からの「世の中にはいろいろな境遇の方がいることを知ることができる素晴らしい機会。でぜひ貢献したい」という声や、社会人サポーターの方からの「社会人経験をいかしてアドバイスしたい」「動画制作の知見を学生さんに提供したい」という頼もしいサポートへの意気込みを聞くことができました。

最後のグループワークでは、一緒に取り組んでいくメンバー(中高生、NPO、社会人サポーター)の初の顔合わせとなりました。「はじめまして」に始まり、講義を聞いた際の気づきや、今後の大まかな方向性などをグループで共有しました。

締めの挨拶に、事務局である日本フィランソロピー協会・高橋理事長より、「東日本大震災の時、若者たちの姿から助け合いは好循環を生むものだと感銘を受けた。応援された人がまた別の誰かを支援するような共感が繋がっていく社会がつくれたら嬉しい」との言葉で会を終えました。

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