活動レポート

活動レポート

動画制作進行中!より訴求力のある映像を作るには? 10月14日(土)に第1回の定例ミーティングを開催しました

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2023.11.01

2023年10月14日(土)、NPOの紹介動画をつくる中高生の皆さんや伴走される先生、社会人サポーター、NPOの関係者が集まり、第2回ミーティングが開催されました。今回の主な目的は、動画制作の進捗共有およびブラッシュアップのための討論(グループワーク)です。

【動画制作の進捗共有】

チームごとに現段階の動画や資料を見せながら、進捗発表を行いました。

障害がある子どものサポートをするNPOを担当する中高生の動画は、子ども達が遊ぶありふれた情景から「ここに手や足を使いにくいお友達がいたら、あなたはどうする?」と問いかけます。手足に特徴のある子ども達、ひいてはそんな友達を陰で支えるNPOに自然に注目してもらう狙いです。

また「あなたはどんなふうにお金を使っていますか?」という切り口で、お金の使い方に一石を投じるアプローチをする中高生も。「相手に考えてもらう余白が生まれてとても効果的」と亀岡先生(いわき市立中央台南中学校)も感心されました。

「ショートドラマ風にストーリー性のある動画をつくりたい」とこだわるのは、多文化共生のまちづくりをするNPOを担当する中高生たち。親近感のわく登場人物を使ってさらなる共感を生み出す予定です。社会人サポーターからは「学生にターゲットを絞るなど随所に戦略が練られている」とのコメントが。

病気や障害のある子の家族支援をするNPOを担当する中高生は、「坂の登り・下り」をする人物を描くことにより、NPOのサービスを「受ける前の不安・受けた後の安心」を表現し、不安な気持ちでいるご家族が笑顔になっていく過程を体感できる動画を考えています。

参加者の心を揺さぶったのは、障害を持ちつつNPOのサポートを通じて水泳の記録更新に挑戦している中高生。「障害を持つ子に泳ぐ楽しさを伝えたい」と自ら動画に出演しています。リアルの持つ説得力により見る人の心を打つ映像に仕上がりそうです。

一方、交通費などの制約がある中で「現地取材をしないで現場の臨場感を出すにはどうすれば良いか?」という議論も巻き起こりました。「ボランティアとの深い対話により現場の想いを引き出せないか」「詳細な絵コンテを提供してNPOスタッフが取材できないか」などの検討が行われました。

【動画制作後のPRについて】

中盤には、事務局から動画を周知させるPR活動についてのアドバイスを行いました。専用サイト・協会の機関誌・SNS・メルマガなどの既存のPR経路を確認した上で、昨年のプロジェクトで自ら募金活動や企業対象の発表会を行った中高生の例を紹介。ターゲットやPR方法も考慮しながら動画づくりを進めるよう呼びかけました。

【ブラッシュアップのための討論】

ここまでの情報共有や他者からのコメントで気づいた点をもとに、社会人サポーターやNPOの方と共に動画の改善点を考えました。

「他のチームを参考に情報収集ができた。締め切りまで綿密なスケジュールを立てて進めたい」「一人で視野が狭くなっていた。サポーターさんからヒントをもらえた」と意を新たにした中高生たちも。

社会人サポーターからは「ボランティア募集にQRコードを挿入してはどうか」「自分の会社でPRするための方法を検討していきたい」などの声があがる一方で「中高生への支援方法に迷っている」との意見も。こちらについては、今後事務局との作戦会議を開催し、実質的なサポートにつなげる予定です。

最後に亀岡先生より「切り口や見せ方などさまざまな工夫が見られ熱意を感じた。募金をつのるという目的を見失わず、表現方法を一層工夫してより訴求力のある動画をめざしてほしい」とエールが送られました。次回10月29日には、いよいよ動画の最終確認をします。ぜひ今回の学びを生かして、動画の完成に向けて頑張っていただきたいと思います。

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