活動レポート

活動レポート

中高生の想いが力となり、多くの寄付の成果へ! 2月3日(土)に活動を締めくくる会を開催しました。

  • 広報・PR広報・PR

2024.02.23

昨年11月中旬以降にNPOの紹介動画を公開し、各チーム、様々な広報・PR活動を行い、寄付を募ってきました。
2024年2月3日(土)に中高生、NPO、伴走する先生・社会人サポーター・学生サポーターが集まり、活動を締めくくる会を開催し、広報PR活動の報告、寄付の成果の確認、最優秀賞チームの発表、プロジェクトの振り返りを行ないました。

広報PR活動の報告

動画を公開以降、さまざまな場面でこの活動のPRを行ってきました。事務局側は、ウェブサイト・メルマガ・機関誌・SNSなどを通じて、活動の趣旨を訴え、寄付を呼びかけてきました。
12月以降は、国立市や静岡市の社会福祉協議会への訪問、社会人サポーターの所属する企業への訪問、JPA主催の「ヒゲの校長」の上映会会場、アイスホッケーチーム「横浜GRITS」の試合会場など、さまざま場所で機会をいただき、中高生たちの熱い想いを訴えながら広報活動を行なってきました。ありがたいことに、どの場面でも中高生の挑戦に共感いただき、「今後も力になりたい」などの声もいただきました。
特に、エフエム戸塚(ラジオ)に出演後には、活動を知ったリスナーの方が口コミで広めてくださり、寄付が増えるなど、改めて草の根的な広報活動の重要性を感じた一幕もありました。

寄付の成果の確認/最優秀賞は「チーム中央台南」

寄付期間は2月末まで延長していますが、当初の締め切りである1月22日正午時点における寄付額でランキングしました。この時点の寄付総額は718,324円。寄付額のランキングでは、1位が「プール・ボランティア広報担当委員会」、2位が「チーム中央台南」、3位が「K.swimmer」という結果になりました。また、最優秀賞チームは、ランキングや関係者からの推薦も踏まえ「チーム中央台南」(ハビリスジャパンの動画 を担当)に決定しました。

プロジェクトの振り返り

各チームの中高生たちが、この活動を通じた感想や今後の抱負などを発表しました。

スマイルオブキッズを担当したチームからは、「アイデアを出す楽しさや一歩踏み出す勇気、時間をかけて一つのものを作りあげる大切さを知った。サポーターの紹介でPRの場をいただき、人とのつながりの重要性も感じた。大勢の社員の前でのPRプレゼンやラジオ出演なども貴重な経験となった(ユイあんどクルミ)」と発表がありました。
NPO側から「大事なポイントや想いを汲んで表現してくれて素晴らしい仕上がりに。さまざまな人の協力で広めることができた」と感謝をいただきました。

いるかを担当したチームは、「寄付には義務感を感じていたけれど、この活動を通じて支援を募る側の苦労や、寄付という形で支援できる喜びを感じた。自分が力になれることがあれば協力したいと思うようになった(つばめ)」とボランティア活動への見方の変化を語りました。
社会人サポーターから「登校前の作業後に早朝から”確認してください”とメッセージが届いたり、学校でのPR活動も精力的に行ったりしていた姿に胸を打たれた」とコメントがあり、中高生の努力に対し労をねぎらいました。

底上げを担当したチームからは、「一生懸命に努力すれば、賢くもなるし、柔らかくも強くもなれる…そんな心持ちでこれからも挑戦していきたい。参加している他の中高生からは学ぶことも多く尊敬している(チーム東北学院)」と発表。自作のポスターでPRも頑張ってくれました。
NPO側は「私たちの活動に参加している”子どもたち”を登場させるなど、臨場感あふれる動画になるよう熱意を持って取り組んでくれた。こちらの想いも汲み取ってくれて良い動画ができた」と喜びを表現してくれました。

プール・ボランティアを担当したチームからは、「撮影する時間はたくさんあったが動画編集の技術や時間がなく苦労した。受験シーズンにとんでもないプロジェクトを引き受けてしまったと焦ったが、今はNPOに少しでも貢献出来たらうれしいと思えるし機会があればまた頑張ってみたい(K.swimmer)」、「緊張してセリフをかんでしまったり、水の中でアクシデントがあったりと大変だったが、何とかまとめられて良かった(プール・ボランティア広報担当委員会)」と発表がありました。
NPO側は「中高生がこんな想いで私たちを見てくれていたのかと感動している。受験する高校や大学の内申書に添付してPRするなど涙ぐましい努力をしてもらった。こんな中高生がいる未来に期待を抱いた」と語り、今後も積極的にこの動画を活用していく意向を見せました。

まなびのたねネットワークを担当したチームからは、「映画作成は趣味だったが、はじめて人のためになるような動画を制作。何か感じてもらえたらうれしいし、これからも人のためになるようなものに挑戦したい(T.M.)」、「老若男女、障害のある人、全世界の人に伝えたくて字幕や音声つきのバリアフリーな動画にこだわった。映画の上映会や社会福祉協議会でも告知し、母親のママ友や知り合いなどあらゆる人に頼ってコミュニティの輪を広げられたと思う。この経験を経て、能登半島地震などでの支援の大切さをしみじみと実感している(しあわせのはな)」と発表がありました。
NPO側は「現場に来て自ら私たちの取り組みを体験するなどの丁寧な取材のお陰で、深みのある動画となり感無量。社会課題に目を向け行動する若者がこんなにいる日本の未来に希望を感じた」と感動を語りました。

IKUNO・多文化ふらっとを担当したチームからは、「慣れない編集ソフトの作業に苦戦したが無事完成。YouTubeの新規チャンネルを作って宣伝するなど、普通なら経験できないような特別な思い出ができた。これから災害募金活動などにも参加したいと思う(THE,IKUNO)」と発表がありました。
NPO側は「沖縄の中学生から関心を抱いてもらったこと自体も嬉しかったし、短い動画の中で網羅的に活動を凝縮してくれたのにはスタッフみんなが感嘆。明確な答えがない課題に迷いながらも挑戦する”やり抜く力”が培えたのでは」とプロジェクトの意義も強調しました。

ハビリスジャパンを担当したチームは、「文化祭やオンライン放送の場を借りて生徒や先生から寄付を募ったり、親の知り合いにも広めてもらったり。今までこのようなNPOの活動も知らなかったが、ぜひ広げていくべきだと感じたし、成長の機会をいただいた(チーム中央台南)」と感謝を語りました。
NPO側は「NPOの課題は財源の確保とサポーターを増やすこと。中学生の等身大の感性でその2つをしっかり動画に込めてくれた。学校内での募金活動や大学生サポーターによる取材など、多くの方が関わってここまで活動を広げてくれて感謝している」と述べるとともに、寄付や共感にもしっかりつながったと報告していただきました。

その後のグループワークでは、動画をつくった関係者で集い、”お疲れさま”のねぎらいや成果の共有をしました。

プロジェクトの意義

会の終盤、いわき市立中央台南中学校・亀岡先生から「年始の能登半島地震の際には、この活動の経験を活かし、生徒たちが”すぐに”募金活動に移ることができた。『何かあった時には今度は自分が行動を起こす』という想いが日本中に広がることを願っている」との期待をいただきました。
また、当協会の高橋理事長からは「この活動で”10個のK”という収穫があった」と前置きをした上で「中高生たちの社会に対する”興味・関心”から始まり、”根気”のいる動画制作の作業に”工夫”しながら取り組み、サポーターや先生たちの”協力”のもと、困難にぶつかっても”根性”を出して乗り切った。社会にはさまざまな課題があるという”気づき”や達成できたという”感動”があったと思う。その想いが”寄付”に結実し、”感謝”の気持ちで今日を迎えられたのでは。そんな皆さんと”乾杯”で締めくくりたい」と言葉を贈りました。

本プロジェクトは、2024年2月29日(木)まで寄付期間を延長し寄付を募っています。
引き続き寄付のエールをよろしくお願いします!

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