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まちかどのフィランソロピスト賞 受賞者一覧

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〜個人の寄付文化醸成のために〜第8回『まちかどのフィランソロピスト賞』受賞者決定

2005年9月13日贈呈式

社会に役立つ寄付を行なった人を顕彰する『まちかどのフィランソロピスト賞』。
2005年度は、63件の推薦の中から選考委員により、演歌歌手の中村美律子さんへの贈呈が決定し、去る9月13日、学士会館(東京都千代田区)にて贈呈式を行いました。今年は新たに青少年の部を創設し、60件の応募がありました

第8回「まちかどのフィランソロピスト賞」受賞者

  • まちかどのフィランソロピスト賞
    中村美律子さん(なかむら・みつこ)/大阪府東大阪市
  • 特別賞
    伊藤州一さん(いとう・しゅういち)/神奈川県藤沢市
  • 青少年の部
    須崎市立須崎中学校(すさきちゅうがっこう)/高知県須崎市

贈呈理由

まちかどのフィランソロピスト賞 中村美律子さん

人気演歌歌手の中村さんは、昭和61年「恋の肥後つばき」でデビュー。平成4年、NHK紅白歌合戦に初出場を果たしたとき「感謝の気持ちを地域に伝えたい」と考え、翌年チャリティーコンサートを開催して地元の東大阪市に300万円を寄付した。
その後、盲目の夫を支える夫婦愛を歌った「壷坂情話」のヒットをきかっけに盲導犬育成支援を始める。
そして平成6年からは、コンサートの純益・ご祝儀・公演会場で寄せられた募金・チャリティーゴルフコンペの収益などを積み立てて支援を継続。一頭300万円といわれる盲導犬育成費用・中村さんの寄付は6000万円を超える。

特別賞 伊藤州一さん

元代議士秘書の伊藤州一さんは、昭和50年に日中友好国会議員秘書訪問団の団長として初めて中国を訪れるなど、長年日中友好に携わる。
秘書引退後も、大きな戦争被害を受けながらも多数の残留日本人孤児を世話してくれた中国東北三省へ恩返しの気持ちから、小学校建替えや備品費用として総額620万円を寄付。
現在も、賛同する仲間とともに学校機材の寄贈を続け、日中の小学校交流活動を推進している。

青少年の部 須崎市立須崎中学校(高知県)

昭和36年から修学旅行で長崎市を訪れている同校は、生徒が作った千羽鶴・寄せ書き・募金を長崎市に寄贈することが恒例となっている。被爆体験をつづった故・永井隆博士の「この子を残して」に感銘を受けた生徒がお小遣いを持ち寄り、お見舞いとして2万円を届けたことがきっかけの寄付は、これまでの45年間で総額1,185万円に達する。在校生が中心となったこの活動は、やがて父母や卒業生さらに同市内の事業所・官公庁および小学校にも波及し、須崎市民全体の活動へと広がっている。

贈呈式

日時 2005年9月13日(火) 18:30〜20:30

贈呈式、懇親会およびフィランソロピスト賞の中村美律子さんによるミニコンサートが
開かれました。

熱唱する中村美律子さん

参加者の中を踊って歌う中村さん

須崎中学校の戸田雅威校長先生(右)、
生徒代表の矢野貴久君、
高橋陽子・日本フィランソロピー協会理事長

花束を受け取る伊藤州一さんと選考委員の加勢川佐記子さん

〜当日は、まちかどのフィランソロピスト賞にご賛同いただいた多くの方にお集まりいただき、誠にありがとうございました〜

ご協賛いただいた方々
【企業・団体】

アメリカン・エキスプレス・インターナショナル.Inc./アサヒビール株式会社/株式会社京王プラザホテル/住友生命保険相互会社/大同生命社会貢献友の会/東邦薬品株式会社/株式会社日本航空/学校法人服部学園

【個人】

奥川貴弥/越智勝幸/寒川一郎/佐々木尊光/高岡照海/田中一枝/寺川勝子/平岡英信/福井直敬/牧野英克/山田美和子