キッズドア
 
企業人ボランティア受け入れ団体のご紹介
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団体名 特定非営利活動法人キッズドア
活動エリア 宮城県南三陸町/仙台市
活動分野 学童保育補助・学習支援
所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋3-2-14
日本橋KNビル4階
TEL: 03-5201-3899/FAX: 03-5201-3712
E-mail:こちら
団体紹介 キッズドアは、「日本の子どもをもっと元気に!」を目標に、どんな境遇にいる子どもでも参加できる無料や低価格で質の高いイベントを開催。また「日本の子どもの貧困」や「子どもの安全安心」をテーマにしたプロジェクトを通じて、みなさんに日本の子どもたちの問題を考える機会を作っている。2009年10月以降は、学生が貧困層の子どもたちへ無償、または低額の学習支援を行う「ガクボラ」中心に活動。震災以降は、そのノウハウを活かして、被災した子ども達への学習環境を整えるプロジェクトを展開している。
設 立 2006年4月

活動1 南三陸町における学童保育・学習支援
活動エリア 宮城県本吉郡南三陸町
活動内容 ・毎週金曜日に学童保育における学校宿題の補助と子どもとの遊び
※土曜日には仮設住宅等において学習遅れの補完学習支援
・遊びのプログラムや教材を持参する場合は、事前に社員ボランティアの内容確認が必要
事前見学体験 【可】
・南三陸町立戸倉小学校の放課後(14時半から17時)に定期的に訪問予定
11/25(金),12/9(金)
・南三陸町(特に戸倉地区)の子ども向けに学習支援を行う計画あり
事前研修 【有】
・メンタルセミナー
  …被災地感情の理解・二次災害の防止・セルフマネジメント
・(子どもとの)コミュニケーション
  …事業の理解、子どもと楽しく安全に過ごす活動の仕方
宿泊場所提供 【無】
近隣ホテル ホテル観洋
986-0766 宮城県本吉郡南三陸町黒崎99-17
TEL:0226-46-2442/FAX:0226-46-6200
民宿ながしず荘
〒986-0781 宮城県本吉郡南三陸町戸倉字長清水30-1
TEL:0226-46-9248/FAX:0226-46-9248 E-mail:こちら
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活動日 2011年9月3日(土)
活動場所 平成の森ジムスペース(南三陸町歌津)
活動背景 ・キッズドアは、南三陸町から運営依頼を受けて、夏季休業中に限り当学童保育事業を実施していた。
・当事業は、保護者が労働などにより昼間家庭にいない志津河小学校と伊里前小学校、名足小学校に就学している児童(小学校1~3年生)に、遊びや生活の場を提供し、その健全な育成を図る。
・夏季休業期間後は、南三陸町で募集(2011年9月1日開示)している学童指導員(臨時雇用)が決まるまで延長依頼を受けて実施し、指導員の目途がついたため、同9月10日に事業受託は終了。
活動内容 児童5名(男子3人、女子2人) スタッフ4名
・07:10 宿舎出発(南三陸町内の民宿)
・08:00 保育施設に到着(途中のコンビニで昼食購入)
・08:30 児童の登校完了
・09:00 学校の宿題
・10:00 屋内で遊び(男子はボール投げ等、女子は折り紙等)
・12:00 児童とスタッフ一緒に昼食(児童は昼食持参)
・13:00 屋内で遊び
・15:00 おやつの時間(おやつはコンビニで早朝に購入)
・15:30 外で遊び(昆虫採集、雨が降ってきた後はトランプ) ・16:30~保護者のお迎え
・17:30 全児童の引渡し完了
状況報告
感想
・施設内には様々なおもちゃやボールなどが準備されており、子どもたちはそれを使って遊び、こちらから何か提示しなくても自発的に遊び始める。
・いまだに周りには瓦礫が山積しており、子どもたちはドッジボールやサッカーなどの外遊びが存分にできない状況にあり、家庭ではテレビが大きなウェイトを占めている。
・ゲーム機など自分が持っていたおもちゃも流されてしまったため、家庭での遊びの時間は不足している。
・様々な精神的ストレスが重なっていることも踏まえて、児童が遊びに飢えていることが伺える。

活動2 仙台市街地における中高生向けの学習支援
活動エリア 宮城県仙台市
活動事例 ● 中高生向け学習支援への参加
・受験科目(特に英語、数学)の自習補助
・学習計画の作成補助
・志望校や受験対策について一対一で話し合う進路相談
● 中高生向け学習支援の「エクステンションカレッジ」の実施
・企業の特徴を活かした受験科目の指導プログラム
(リアル英会話、実験数学等)
・学習支援ボランティア向け特別講座
※内容によっては中高生も参加
(チームビルディング、ラーニング・オーガニゼーション、ミーティングマネジメント、プロジェクトマネジメント、サービス・マネジメント、意思決定、教授法・学習心理、業界研究等)
事前見学体験 【可】
仙台での日程(時間帯はいずれも13:00~17:00)
・秋冬コース:11/27,12/11※すべて日曜
・冬期講習:12/25(日)~1/27(日)
事前研修 【有】
・メンタルセミナー
  …被災地感情の理解・二次災害の防止・セルフマネジメント
・(子どもとの)コミュニケーション
  …事業の理解、子どもと楽しく安全に過ごす活動の仕方
宿泊場所提供 【無】
宿泊先 仙台市内ホテル(多数)
要望事項 ・模擬試験の受講料(一人あたり3,500円)の補助
・仙台市内における会場費の補助
※冬期講習や受験直前対策では毎週実施したい
活動日 2011年9月4日(日)
活動場所 仙台市市民活動サポートセンター(仙台市)
活動背景 キッズドアでは、2010年8月から東京都内で、母子家庭等で経済困難を抱える中学3年生を対象にタダゼミを展開。今回の震災では、保護者の失職や家庭の転居などで経済的に圧迫され、塾に通えないような受験対策に不安がある生徒を対象に宮城県仙台市と福島県会津若松市でも開催。
活動内容 生徒7名(高校生3人、中学生4人)
・11:00 スタッフ集合&ミーティング(当日の流れ、生徒の情報共有確認)
・12:30 参加生徒集合
・13:00 夏休みの振り返り
・13:30 個別学習指導(英語と数学に分かれて実施)
・15:05 英語と数学入れ替わり
・16:30 面談(宿題内容や学習計画・進路相談)
・17:00 スタッフミーティング(今日の反省と今後の展開)
・18:00 終了
状況報告
感想
・「困難な状況を子ども自身が解決していく」ためのサポートというスタンスで活動を展開。
・生徒がわからないところは教え、自分ができるようになるまで徹底指導する。指導を通じて自身をつけ、自学学習できるように導く。教職課程にいる学生等は、わからない子どもには教え込むようにするが、それは生徒の力にならないことを共有している。わからないところは教えるが、それ以外は見守り、自分ができるようになったら励ますという伴奏型の教授法。
・勉強の仕方そのものが分からずに自習時間が増えない生徒が多いため、会場では勉強の仕方を実践しそれらを持ち帰ってもらうようにしている。
・2週間に1度の学習会が、生徒のペースメーカーとして機能するように学習計画を作成している。生徒が日々の生活の中で学習意識を維持できるように学習計画を一緒に作成し、サポートしている。
・継続的な学習のために、各生徒の担当者は固定した方がいいものの、毎回同じ人が担当するのが難しいため、生徒の学習記録を担当者が毎回作成し、ファイリングしている。
・模擬試験(新みやぎ模試)を受験させる計画がある。ただし、経済的に困難を抱える家庭の子どもは、受験料(3,500円)を親に頼むことをためらいがちである。
・公立高校受験を目指す3年生は、模擬試験を受験することが通例になっており、模擬試験の結果で志望校を選択する。塾に通っている場合、塾で受験できるが、塾に通っていない生徒は、個人で受験する以外に判断材料が得にくい。
・精神的に不安定な生徒へのカウンセリング的な対応も求められる。生徒の学習意欲を高めるような接し方が必要。