寄付川柳

Date of Release:2019.2.28
入選作品決定
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寄付川柳03

入選作品が決まりました

今年度も、「寄付」にまつわるやさしさとユーモアにあふれる川柳をお寄せいただき誠にありがとうございました。4歳から94歳までの852名から寄せられた1,567句の中から、次のとおり入選作13句を決定いたしました。
(敬称略)
【最優秀賞】
役に立て ぼくのわずかな おこづかい
東京都 巣鴨高等学校
矢作 元希(やはぎ・げんき)
(16歳)
矢作元希<受賞コメント>
「役に立つ」ではなく「役に立て」とすることで、より力強さを込めました。「わずかな」というフレーズには二つの意味を持たせています。一つは、大人と比べると自分の持っているお金はわずかであるということと、もう一つは買い物をしたときに受け取るおつりのこと。そのようなわずかなお金でも、集まることで救える人がいるのではないかと考えました。
【優秀賞】
天丼を 親子にかえて レジ募金
大阪府寝屋川市
太田 堯子(おおた・たかこ)
(72歳)
太田堯子<受賞コメント>
「寄付」といえるほどのことは出来ていませんがコンビニや飲食店のレジ脇の募金箱に、一円や五円などでは小銭整理箱みたいでさみしく思い、サイフの中に五百円硬貨がある時はエイッ!と心の気合いと共に投入、天丼を親子にかえています。
入れたとき ミスに気づいた 諭吉ゆく
川崎市
雅号:さくら太郎
(14歳)
<受賞コメント>
お知らせを聞いて、ものすごくうれしかったです。思わず、「諭吉、ありがとー!」と、飛び上がってしまいました。「情けは人のためならず、寄付した分は自分にちゃんと返ってくるんだよ」という母の言葉は本当でした(笑)。この感謝の気持ちは次の寄付につなげたいと思います。
【佳作】
教室へ そよ風送れ この寄金
三重県熊野市
南 信(みなみ・あきら)
(94歳)
南信<受賞コメント>
昨夏は酷暑のため、熱中症の発症が続々報道されました。それを機に学校へ冷房設備を贈ろうとの気運が高まったことが心に浮かび、この川柳を作りました。今夏の暑さ加減は気安くは想像出来ませんが平常としても侮れません。個人の力だけでは難しく、国としても今年は取り組んでほしい事です。
できること なんもないから せめて寄付
福岡市
雅号:坂梨和江(さかなしわこ)
(65歳)
<受賞コメント>
坂梨和江第一回目より応募を続けているおかげで、以前より「寄付」に関心を持つようになりました。昨年の漢字は「災」でした。災害が起きるとすぐ現場に駆けつけ、ボランティア活動をする方々がいていつも感心しています。さっとは動けない自分にも「せめて寄付」ならできるかと思い、この句が生まれました。寄付がどのように役に立ったのかが報道等されればもっと関心が増えるのではないでしょうか。
女房とは 募金手伝い キッカケで
フランス パリ
雅号:パリっ子
(56歳)
パリっ子<受賞コメント>
大学の時に友人に誘われて、募金活動に何回か参加したことがありました。その時に募金の主催者の方々、そして私のようなボランティアで参加している方々と知り合うことができ、ただ大学に通っているだけではできない経験をさせていただき、新しい友人を得ることができました。「女房」は仮想の話ですが、いい経験をし、いい友人ができたのは、間違いなく本当の話です。
髪切った 失恋じゃない 寄付したの
神奈川県茅ヶ崎市
雅号:入り江わに
(55歳)
<受賞コメント>
私ではなく友人の話です。友人は、かつら用に髪の毛の寄付を続けていてもう三回目になると聞き、そういう形の寄付もあるのか、と、思って詠みました。
ありがとう 今の私に 出来ること
名古屋市
雅号:はな
(42歳)
<受賞コメント>
たくさんの価値観の中で暮らす私たち。人と心を通わすことが難しい時代の中で、多くの人に支えられて生きること、自分の存在もまた、必ず誰かの支えになっていることを感謝のうちに認め合うことができたなら、世界は繋がっていくのかなと思います。
人見知り でも出来る今 ネット募金
青森県三沢市
雅号:青我奈柚(あおが なゆ)
(35歳)
<受賞コメント>
私も人見知りで、子どものころは募金に協力したくても中々出来ませんでした。寄付したい気持ちはあるけど、対面やレジ横の募金箱に入れるのはちょっと……というのは結構多いと思います。でも、今はネットでも寄付が出来ます。少しでも力になりたいと思う心が行動になり、その輪が広がるように、人見知りさんの背中を押す一句を詠みました。少しずつ出来ることから始めましょう。私も続けていきます。
映(ば)えずとも みんなでやれば 流行に
東京都 巣鴨高等学校
松本 理史(まつもと・たかふみ)
(16歳)
<受賞コメント>
募金や寄付が「インスタ映え」するような流行している状況から逆算して考え、一人ひとりが行動することで流行になる、という願いを込めました。寄付に関して、四六時中考えることは難しいですが、まずは、さまざまな活動を通して、多様な人と友だちになりつながっていくことが、スタートになると考えています。
募金箱 細い穴から 君を見る
東京都 巣鴨高等学校
夜明 俊介(よあけ・しゅんすけ)
(16歳)
<受賞コメント>
(川柳の中の言葉で)「君」の部分を「明日」にするかとても悩みました。「明日」という言葉を文字にしたとき、偽善者感が出ているように感じました。しばらく、もやもやしていましたが、ジャーナリストの堀潤さんが講演会で「大きな主語は無責任」と話しているのを聞いたとき、その理由が分かった気がしました。そこで、「人」に焦点を当てるために「君」を選びました。
立ち止まる 足の数だけ 救われる
東京都 巣鴨高等学校
木村 友哉(きむら・ともや)
(16歳)
<受賞コメント>
あえて「募金」「寄付」といった直接的な言葉を避けることで、詠んだ人に、想像力を働かせてもらえばと思いました。僕は機械を扱う仕事に興味がありますが、今回の川柳を通して、福祉分野などでの活用にも関心が広がりました。


 
新年号 今年はぼくの 寄付元年
岐阜県大垣市
齋藤 光起(さいとう・こうき)
(13歳)
<受賞コメント>
入選できて嬉しいです。今年は新しい時代になります。僕も寄付やボランティアに取り組む出発点の年にしようという気持ちを、この句に込めました。
<選考方法>
1. 第一次選考
 当協会職員6名が「寄付の大切さと役割について考えているもの」との視点から285句を選出。
2. 最終選考
  コピーライター・川柳家の水野タケシ氏と当協会理事長髙橋陽子が、入選作品13句を選出。
【選評:水野タケシ氏】
 すそ野広ければ、山高し。去年の4倍を超える投稿があっただけに、大変質の高い句が揃いました。選者冥利に尽きます。最優秀賞は満場一致で即決した16歳、矢作元希さんの作品でした。文芸も話芸と同じで「つかみ」が大切。上五(五七五の初めの五)の「役に立て」という勢いのある命令形がお見事。熱い想いがこちらにまでストレートに伝わってきます。上五が「役に立つ」では、この迫力は生まれません。ひらがなを多用してみずみずしさを表現、短詩文芸に欠かせない暗唱性にも優れていて、大変完成度の高い一句です。
 
 優秀賞、太田堯子さんの「天丼を親子にかえて」はリアリティーがあり、説得力があります。この句を読んだその日から、誰でも無理なく実行できますね。もう一つの優秀賞は14歳、さくら太郎さん。川柳の得意分野、自虐のトホホネタが笑わせます。ご自分を客観視して自虐や皮肉をサラリと表現してしまうなんて、末恐ろしい、というか、将来が楽しみな14歳です。
 
 今回は矢作さんやさくら太郎さんの他にも若い方の秀作が目立ちました。皆さん、ぜひこれからも川柳を作り続けてくださいね。続けるほどに個性が出てくるのが川柳ですから。
 
<プロフィール>
コピーライター、川柳家。現在、川柳セミナー講師やコンテスト選者、ラジオのパーソナリティも務める。著書に「仲畑流万能川柳文庫①水野タケシ300選」。共著に「これから始める俳句・川柳いちばんやさしい入門書」。
 
Date of Release:2018.10.15
募集要項
「寄付」にまつわる川柳を募集します。
 
「誰かを助けたい」「社会をより良くしたい」
「寄付」は、温もりと活力ある社会づくりに欠かせない大切なお金。
やさしさとユーモアにあふれる一句をお待ちしています。
趣旨:
国民の約70%は、何らかの社会貢献をしたいと思っています。しかし、実際に活動しているのは、30~35%です。当協会は、企業の従業員などの社会貢献支援を通し、何かしたいけれど、なかなか一歩を踏み出せない人へのきっかけづくりやヒントを提供することを事業の柱としています。
本事業は、川柳の愛好者などに、寄付への関心を高めるきっかけ作りの一環として開催します。
寄付月間公式認定企画
テーマ:
「寄付」「募金」にまつわる体験・エピソード・感想・考えなど。
(体験の有無は問いません。)
募集期間:
2018年11月1日(木)~2019年1月15日(火)※消印有効
参加費:
1,000円(2句まで) 但し、18歳以下は無料。
 
<参加費(運営協力費)のお支払方法>
・銀行振込:三井住友銀行 赤坂支店(825) 普通預金 2578741
・郵便払込:口座記号番号:00150-2-753968
・口座名義(加入者名):公益社団法人日本フィランソロピー協会
            コウエキシヤダンホウジン ニホンフイランソロピーキヨウカイ
※ お振込(払込)手数料はご負担ください。
 
応募方法:
はがき・封書または 専用フォーム でご応募ください。
 
はがき・封書の場合は下記の事項をご記入ください。
(1)応募作品
(2)郵便番号・住所
(3)ペンネーム(雅号)
(3)※ペンネーム(雅号)をご記入の方は、作品を公開する際にペンネームで公開します。(本名は公開しません)
(4)本名(ふりがな)
(5)年齢
(6)性別
(7)電話番号
表 彰:
最優秀賞(1作品) 賞金3万円および記念品
優秀賞 (2作品) 賞金1万円および記念品
佳作  (若干数) 記念品
選 者:
水野 タケシ 氏/コピーライター、川柳家
高橋 陽子/公益社団法人日本フィランソロピー協会 理事長
発 表:
入選作は2019年2月末に当協会のホームページで発表します。
また、当協会が発行する機関誌『フィランソロピー』に掲載するほか、寄付啓発のために幅広く活用させていただきます。
ご注意事項:
・作品は自作で未発表のものに限ります。
・年齢は問いません。
・作品の一切の権利は公益社団法人日本フィランソロピー協会に帰属します。
・作品は返却しません。
・参加者からお預かりした個人情報は、「寄付川柳」の運営に関すること以外の目的で使用することはありません。また、ご本人のご了承をいただかない限り、第三者に開示することはありません。
郵送先/ 
お問合せ:
公益社団法人 日本フィランソロピー協会「第三回寄付川柳」事務局
  担当: 村井大士(むらい だいし)、宮本 栄(みやもと さかえ)
〒100-0004 東京都千代田区大手町2-2-1 新大手町ビル244区
TEL:03-5205-7580 Email (ウェブからのご応募は 専用フォーム をご利用ください。)