メールマガジン

配信日時:2020.02.01 13:00
 
 公益社団法人日本フィランソロピー協会メールマガジン 
https://www.philanthropy.or.jp/
【毎月1日・15日発行】
 2020-02-01 
先月17日(2020.1.17)阪神・淡路大震災から25年が経ちました。震災発生当時、中学生で香川県にいた私は、今までに体験したことのない強い揺れで目が覚め、早朝から瀬戸内海の対岸で起きた大震災に驚き、テレビで流れる火事の映像をただただ見ていたことを覚えています。
地震も自然災害の一つですが、近年、地球環境の変化によると考えられる自然災害が多く発生しています。日本では夏季の大雨や巨大化する台風、雪がない暖冬など、子どものころに学んだ理科の知識とは明らかに異なる気象状況が当たり前になりつつあります。目の前に見える課題があまりに大きく個人と結びつけることが難しいと感じることもありますが、一方で課題は一人ひとりの小さな努力や取り組みの積み重ねによって解決することができると思っています。
 
「一人の100歩よりも100人の一歩」
 
一人ひとりが自身の視野を広げて一歩踏み出し、自分の手の届く範囲から行動することが大きな力となると信じています。(石川紗織)
 
 
INDEX 

日本フィランソロピー協会からのお知らせ
1. 機関誌『フィランソロピー』2020年2月号
  特集/今、あたらめてアダム・スミスに学ぶ
2. 第366回定例セミナー
  企業による文化・芸術支援の意義と課題を考える
3. 2019年度エグゼクティブセミナー(最終回)
  SDGs時代の経営と人材育成を考える
4. 第36回フィランソロピーセミナー
  共感社会を創るために、改めてアダム・スミスから学ぶ

フィランソロピーニュース
1. パナソニック 経済産業省「キャリア教育アワード」で優秀賞を受賞
2. 東京海上 「みどりの授業」「ぼうさい授業」10万人を達成
3. 三菱地所 首都直下地震を想定した情報提供実験実施
4. カゴメ 日本初!紙容器飲料のプラスチックキャップに植物由来素材を採用

各地のイベント
1.【神戸】防災とボランティアのつどい
2.【東京】SDGs時代のパートナーシップを語る夕べ
3.【東京】キャリアとネットワーキング~美濃焼おかみ塾の活動から~
4.【東京】バリアフルレストラン
5.【仙台】「新しい東北」交流会 東北の未来を考えよう
6.【横浜】よこはま国際フォーラム2020
7.【東京】第7回グリーンイメージ国際環境映像祭
8.【神戸】阪神・淡路大震災25年「共助を支える資金の流れを考える」シンポジウム
9.【福島】国際基準の人道支援と災害対応を考えるシンポジウム

 日本フィランソロピー協会からのお知らせ 

 
1. 機関誌『フィランソロピー』2020年2月号(第396号)
  特集/今、あらためてアダム・スミスに学ぶ
自由主義経済を提唱したアダム・スミス。その著書『国富論』は、自己の利益のために経済活動を促進すれば市場は機能し、そこに「見えざる手」が働いて経済が成長すると唱え、国が豊かになるためのマニュアルと考える人も多いです。しかし、『国富論』には、前提となる思想書『道徳感情論』があります。今あらためて、アダム・スミスの人間観、社会観から、その思想をひも解きます。
巻頭インタビューは、「アダム・スミス―『道徳感情論』と『国富論』の世界―」(中公新書)の著者で、大阪大学大学院経済学研究科教授の堂目卓生氏です。
事例紹介では、巻頭インタビューにも関連した、障がい者と健常者がともに暮らすコミュニティ「社会福祉法人ラルシュかなの家」を取り上げています。
さらに、第17回企業フィランソロピー大賞受賞企業へのインタビューも掲載しています。
 
・詳細および購読申込:https://www.philanthropy.or.jp/magazine/396/

機関誌No.396
 
2. 第366回定例セミナー
  企業による文化・芸術支援の意義と課題を考える
SDGsに関心が高まっている今、17の目標に文化・芸術支援は入っていません。持続可能な社会づくりにおいて、文化・芸術は必要ないのでしょうか。2020年は東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。「オリンピズムは人生哲学であり、肉体と意志と知性の資質を高めて融合させた、均衡のとれた総体としての人間を目指す」ものです。社会における芸術文化の意義、その支援のあり方などを今改めて考えたいと思います。皆様のご参加をお待ちしております。
 
・日時:2020年2月5日(水)16:00~18:00
・講師:片山正夫 氏
    公益財団法人セゾン文化財団 理事長
・会場:ウシオ電機株式会社(東京都千代田区丸の内1-6-5)
・詳細:https://www.philanthropy.or.jp/seminar/366/

定例366
 
3. 2019年度エグゼクティブセミナー(全5回)
 「SDGs時代の経営と人材育成を考える」
エグゼクティブセミナーは、近視眼的なノウハウや知識習得ではない本質的なテーマについて、今後の企業経営に必須な社会的視点、人材育成の視点から学ぶことを目的に企画しました。経営での実践につなげていただけるインタラクティブで創発的なプログラムです。最終回のみのご参加も可能ですので、ぜひお問合せください。
 
<第5回/最終回>
・日時:2020年2月20日(木)16:00~19:00
・テーマ:SDGs時代の企業経営における
     ダイバーシティと人権
・講師:村木厚子 氏
    津田塾大学客員教授、当協会理事
・会場:株式会社電通アドギア セミナールーム
    東京都中央区銀座8-21-1 住友不動産汐留浜離宮ビル
・定員:30名(15社)
・詳細:https://www.philanthropy.or.jp/executive

Exec005
 
4. 第36回フィランソロピーセミナー
  共感社会を創るために、改めてアダム・スミスから学ぶ
20世紀型の株式資本主義が限界を迎える中、何を根拠に新しい資本主義を構築してゆくのかは、現代の私たちに突き付けられた課題です。SDGs時代における企業の今後のCSR再構築のためにも、理論的な根拠が必要です。アダム・スミスの『道徳感情論』から『国富論』への流れを見ていくことに、そのヒントがあるようです。『アダム・スミス~「道徳感情論」と「国富論」の世界~』(中公新書)の著者で、大阪大学大学院経済学研究科教授の堂目卓生氏に、ひも解いていただきます。奮ってご参加ください。
 
・日時:2020年3月18日(水)15:00~17:00
・講師:堂目卓生 氏
    大阪大学総長補佐、社会ソリューションイニシアティブ長
    大学院経済学研究科教授
・会場:マルホ株式会社 大阪本社(大阪市北区中津1-5-22)
・詳細:https://www.philanthropy.or.jp/seminar/036/

大阪036
 フィランソロピーニュース 

1.パナソニック 経済産業省「キャリア教育アワード」で優秀賞を受賞
パナソニック株式会社のキャリア教育「学び支援プログラム」が経済産業省「第10回キャリア教育アワード大企業の部」で最高位の優秀賞を受賞し、2020年1月15日に開催されたキャリア教育推進連携シンポジウム内の表彰式で賞状が授与されま した。
 
ニュースリリース:https://news.panasonic.com/

2. 東京海上 「みどりの授業」「ぼうさい授業」10万人を達成
  ~未来を担う子どもたちとともにつくる安心・安全でサステナブルな社会~
東京海上ホールディングス株式会社は、グループ社員や代理店等が講師として全国の小学校・特別支援学校等を訪問し、環境啓発プログラム「みどりの授業」、防災啓発プログラム「ぼうさい授業」を実施し、2020年1月にのべ受講者数が10万人を 超えました。
 
ニュースリリース:https://www.tokiomarinehd.com/

3. 三菱地所 首都直下地震を想定した情報提供実験実施
三菱地所株式会社は、東京丸の内エリアにおける防災の取り組みとして、2019年1月に発表した災害時の状況俯瞰、負傷者搬送対応等に活用する「災害ダッシュボード2.0」(プラットフォーム)の機能を更に強化した「災害ダッシュボード3.0」の 実証実験を、2020年1月22日に千代田区・鉄道各社・バス事業者・ビル事業者等と連携して実施しました。
 
ニュースリリース:https://www.mec.co.jp/

4. カゴメ 環境負荷低減のための「カゴメ プラスチック方針」を策定
  日本初!紙容器飲料のプラスチックキャップに植物由来素材を採用
カゴメ株式会社は、プラスチック問題による環境負荷の低減を目指して「カゴメ プラスチック方針」を策定しました。具体的な目標として、2030年までに紙容器飲料に添付しているプラスチックストローについて、石油から新たに作られるプラスチックの使用量ゼロを目指し、また飲料ペットボトルについて、2030年までにリサイクル素材又は植物由来素材を50%以上使用することを目標としています。
 
ニュースリリース:https://www.kagome.co.jp/


 各地のイベント(開催日順) 

1.開催地:神戸市 
令和元年度 防災とボランティアのつどい
~阪神・淡路大震災から25年。災害ボランティアの歩み、いま、これから~
主催:内閣府
阪神・淡路大震災後、新潟県中越地震・東日本大震災・熊本地震・西日本豪雨・令和元年台風第19号など、大災害が起こり続けており、災害ボランティアが被災者支援に欠かせないという認識が深まるなか、震災から25年を経た兵庫県で、これまでの災害ボランティア活動の着実な歩みを振り返るとともに、災害ボランティアのいま、そして、これからの展望について話し合います。
 
・日時 :2020年2月2日(日)13:30~16:30
・会場 :兵庫県公館(神戸市中央区下山手通4-4-1)
・参加費:無料(事前申込制)
・詳細 :http://www.dynax-eco.com/

2.開催地:東京都渋谷区  
SDGs時代のパートナーシップを語る夕べ
主催:SDGsパートナーシップ委員会
SDGsの目標17を達成するために、異なる目的・手段・権利をもつ市民・企業・自治体・NPOなどが協働してマルチステークホルダー・パートナーシップを創出し、持続可能な人類・社会の存続を目指す先進的な取り組みの具体的事例とその課題と展望を、『SDGs時代のパートナーシップ』(佐藤真久・関正雄・川北秀人編著)の刊行を記念して、編者と執筆者が解説・紹介しながら、参加される方々と語り合う夕べの会です。
 
・日時 :2020年2月6日(木)18:00~20:30
・会場 :地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)
     (東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学ビル1階)
・参加費:2,000円(懇親会費を含む)
・申込 :2020年2月5日(水)17:00まで
・詳細 :https://www.kokuchpro.com/

3.開催地:東京都港区 
キャリアとネットワーキング ~美濃焼おかみ塾の活動から~
主催:遠藤雅子/公益財団法人日本女性学習財団
「陶育プロジェクト」を推進する「美濃焼おかみ塾」。その活動を通じた女性のキャリアとネットワーキングについて語ります。ネットワークの作り方・支援の仕方について考える機会にしてください。
 
・日時:2020年2月8日(土)14:00~15:30
・講師:遠藤雅子 氏
    東海学院大学教授
    公益財団法人日本女性学習財団キャリア支援デザイナー
    白頭智子 氏
    岐阜県土岐市立陶磁器試験場 セラテクノ土岐専門研究員
・会場:日本女子会館 5階 スペース We learn(東京都港区芝公園2-6-8)
・定員:20名
・詳細:https://www.jawe2011.jp/

4.開催地:東京都文京区  
バリアフルレストラン
主催:誰もが誰かのために共に生きる委員会
  (運営:公益財団法人日本ケアフィット共育機構)
あなたはマジョリティですか? それは変わりませんか? これは「マイノリティから見る」社会の体験。まだ正解がわからないそんな社会を考えてみたくなる、考えざるを得なくなる。そんなレストランが「バリアフルレストラン」です。
 
・日程 :2020年2月13日(木)~2月15日(土)
・会場 :東京大学 赤門総合研究棟2階(東京都文京区本郷7-3-1)
・参加費:無料(事前申込制)
・詳細 :https://dare-tomo.team/

5.開催地:仙台市 
「新しい東北」交流会 東北の未来を考えよう
主催:「新しい東北」官民連携推進協議会(事務局:復興庁)
まちづくりに関する基調講演や、復興支援活動に興味のある方、小規模多機能自治等の自治組織に関心のある方向けのワークショップから、事業における販路開拓やクラウドファンディングの活用方法等を検討されている方向けのイベントまで、幅 広く多彩な企画が用意されています。
 
・日時 :2020年2月14日(金)10:00~18:00
・会場 :仙台サンプラザ(仙台市宮城野区榴岡5-11-1)
・参加費:無料(事前申込制)
・詳細 :https://www.newtohoku.org/

6.開催地:横浜市 
よこはま国際フォーラム2020
主催:よこはま国際協力・国際交流プラットフォーム運営委員会
   よこはま国際フォーラム2020プロジェクト
国際協力・国際交流・多文化共生・東日本大震災復興支援に関わる団体による市民向け講座やワークショップ、NGOやボランティアに関する相談コーナー、参加団体情報コーナーなどを設けた国際フォーラムです。
 
・日時 :2020年2月15日(土)・16日(日)11:00~17:10(予定)
・会場 :JICA横浜(横浜市中区新港2-3-1)
・申込 :2020年2月12日(水)まで
・参加費:事前申込500円、当日700円
・詳細 :http://yokohama-c-forum.org/

7.開催地:東京都千代田区  
第7回 グリーンイメージ国際環境映像祭
主催:グリーンイメージ国際環境映像祭実行委員会
環境をキーワードに、アニメーションからドキュメンタリーまで、ジャンルを越えた世界の優れた映像作品を上映する年に1度のフェスティバルです。
 
・日程 :2020年2月21日(金)~2月23日(日)
・会場 :日比谷図書文化館コンベンションホール
     (東京都千代田区日比谷公園1-4 地下1階)
・参加費:1日1,500円、1日学生1,000円、3日間3,000円、中学生以下無料
     (事前予約不要)
・詳細 :https://green-image.jp/

8.開催地:神戸市  
阪神・淡路大震災25年「共助を支える資金の流れを考える」シンポジウム
主催:認定NPO法人しみん基金・KOBE
阪神・淡路大震災から25年、当時から「自助」・「共助」・「公助」と言われ、復興を支えていく活動面の「共助」は広く認識されてきました。一方、「共助」の活動を支えるためのお金の流れのしくみは十分できてきたでしょうか。「活動資金の 共助」のあり方とは、その意義と展望を考えます。
 
・日時 :2020年2月24日(月・祝)13:00~16:00
・会場 :こうべまちづくり会館(神戸市中央区元町通4-2-14)
・定員 :90名
・参加費:1,000円
・詳細 :http://www.stylebuilt.co.jp/

9.開催地:福島市  
国際基準の人道支援と災害対応を考えるシンポジウム
主催:福島大学うつくしまふくしま未来支援センター(さすけなぶる研究会)
イタリア共和国における災害時対策や仕組みは、政府機関のみならず、警察組織、消防組織、軍などとならんでボランティア団体も含めて構成されています。そうしたイタリア共和国における初動期対応がなぜ可能なのか仕組みについて学ぶととも に、そこでの知見と日本の避難所をめぐる状況を検討します。
 
・日時 :2020年2月28日(金)10:15~15:30
・会場 :ラコパふくしま(福島市仲間町4-8)
・定員 :100名
・参加費:無料(事前申込制)
・詳細 :https://f-renpuku.org/

配信お申込みはこちらから
https://secure.philanthropy.or.jp/
公益社団法人 日本フィランソロピー協会
〒100-0004東京都千代田区大手町2-2-1新大手町ビル244区
TEL: 03-5205-7580 FAX: 03-5205-7585
URL: https://www.philanthropy.or.jp
「メールマガジン 2020-02-01号」おわり