活用実績/2008年度
フィランソロピーバンクの活用実績
 
社内募金キャンペーン 「NYKハートフル募金」 を通じて、医療支援を行う次の3団体へ寄付を行いました。
募金キャンペーン開始日の2008年2月20日、日本郵船株式会社内で、「NYKハートフル募金」 のNPO交流プログラムが開催され、寄付先3団体が、それぞれの活動についてプレゼテーションを行いました。
参加した日本郵船のみなさんからは、「活動を知ることが協力の第一歩につながる」、「自分には関係のないという意識ではいけないと痛感した」 などの声が寄せられました。 「NPOの活動を知って欲しい」 という各団体の思いが伝わったようです。 各団体のプレゼンテーション要旨は こちら をご覧ください。
特定非営利活動法人アトピッ子地球の子ネットワーク: 赤城智美さん
ご自身の子どもの食物アレルギーがきっかけでこの団体を設立。アトピーやアレルギー性疾患を持つ患者とその家族を支援し、電話相談事業を行なっている。
プレゼンテーションでは、食物アレルギーに対応できる病院の少なさを訴えると同時に、食物アレルギーを持つ子どもが学校で受けるいじめなど、アレルギーに付随して発生する問題について説明された。
特定非営利活動法人ファミリーハウス: 植田洋子さん
小児がんなど難病の子どもとその家族を支援するために、宿泊施設の提供と電話相談を行なっている。このような施設がないと、家族はホテルに滞在しなければならず、経済的負担が非常に大きい。ファミリーハウスでは、患児は無料、家族は一人1,000円で宿泊施設を提供。同じように難病を患った子どもと家族のコミュニティーができ、お互いを励まし合う利点もある。
特定非営利活動法人日本クリニクラウン協会: 塚原成幸さん
クラウン(道化師)によるコミュニケーションを通じ、子どもたちの想像力、創造力、生きる力を育てることを目標に活動。道化師の格好をして、入院生活を送っている子どもたちの病室を定期的に訪問し、子どもたちに笑顔を引き出す。ときには集中治療室などに入ることもあるので、特別なスキルや知識が必要。病院の数に対し、臨床道化師の数が圧倒的に少ないと訴えた。
「ファンケルお客様ポイント寄付」 としてファンケル商品購入の際に加算されるポイントのうち、顧客から申し出のあったポイントを1ポイント=1円として換算した2,116,779円に、従業員の「もっと何かできるはず基金」からの500,000円を加えた、総額2,616,779円を「ファンケル基金」として、フィランソロピーバンクにご寄付いただきました。
当協会では、贈呈先として10ヶ所の重度心身障がい者施設に、261,700円ずつ贈呈いたしました。(金額の端数、221円は当協会が補填しました。)
01. 社会福祉法人 つどいの家(仙台市)
02. 社会福祉法人 あい(群馬県前橋市)
04. 社会福祉法人 インクルふじ(静岡県富士市)
05. 社会福祉法人 ぶなの森(名古屋市)
06. 社会福祉法人 くすのき会(滋賀県東近江市)
08. 社会福祉法人 田村やまびこ会(高松市)
09. 社会福祉法人 青いりんごの会(熊本県玉名郡和水町(なごみまち))
10. 重度障害者小規模作業所 なんくる(沖縄県宮古島市)
今後も「ファンケル基金」として集められた寄付金は、同社の社会活動方針「地域とのつながり・ハンディキャップを持つ方々との交流を大切にします」に基づき、フィランソロピーバンクを通じて国内の重度身障者の社会生活を支援する団体に寄贈されます。
フィランソロピーバンクに 1,000,000円をご寄付いただきましたので、支援先として登録されているNPO全15団体へ均等分配いたしました。
また、社内チャリティー・イベントで集められた20,250円を、当協会が実施している視覚障害者のための音訳サービス 「声の花束」 へご寄付いただきました。
新製品イベント「楽ナビ ART COLLECTION(ラクコレ)」で、日本を代表するアーティストや有名人たちが「独自のカスタマイズ」をテーマに、車体にペインティングを施した世界に一つだけのクルマを作り展示。
そのうち、画家の 日比野克彦氏 による ART CAR がチャリティーオークションに出され、その落札金額1,410,000円が当協会に寄付されましたので、フィランソロピー・バンク通じて、障害のアート支援を行っている次の3団体へ寄付いたしました。
日比野克彦氏プロフィール
1958年岐阜市生まれ。東京芸術大学大学院修了。
在学中にダンボール作品で注目を浴び、国内外で個展・グループ展を多数開催する他、舞台美術、パブリックアートなど、多岐にわたる分野で活動中。近年は各地で一般参加者とその地域の特性を生かしたワークショップを多く行っている。1982年第3回日本グラフィック展大賞、1983年第30回ADC賞最高賞、1999年度毎日デザイン賞グランプリを受賞。1986年シドニー・ビエンナーレ、1995年ヴェネチア・ビエンナーレに出品。「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2003」では「明後日新聞社文化事業部」を設立、活動を継続中。
作品集・著書に「HIBINO」「HIBINO2」「海の向こうに何がある」「100の指令」「日常非常日(ピッジョッピジョッピ)」(朝日出版社)、「えのほん」(三起商行/ミキハウス)、「KATSUHIKO HIBINO」(小学館)、「8万文字の絵 -表現することについて-」(PHP新書)、「HIBINO LINE」(玄光社)、「ひ ESSEY OF KATSUHIKOHIBINO」(淡交社)など。 近著に「Yesterday Today Tomorrow」(リトルモア)、「HIBINO EXPO 2005 日比野克彦の一人万博 記録集 」(水戸芸術館現代美術センター)、最新刊に「FUNE」(西日本新聞社)がある。
「CAFE HIBINO NETWORK」(オフィシャルウェブサイトは、こちら
特定非営利活動法人 OHANAプロジェクト