青少年フィランソロピー活動発表会
 
 
開催終了
授業の中で、あるいは課外活動として、寄付・募金、ボランティア活動に取り組む学校が増えています。これらの社会貢献活動は、子どもの主体性や社会性、思いやりの心を育むことはもちろん、各教科での学び・経験を統合し実践する機会として注目されています。
このたび、各校での取り組みを子どもたち自身が発表し、感想や成果、担当教員の指導方法を共有する機会として「活動発表会」を開催いたします。ふるってご参加ください。
日 時 2011年12月14日(水)15:00~17:45
会 場 大和ハウス工業株式会社 本社2階大会議室
<所在地> 大阪市北区梅田3-3-5
<最寄駅> 阪急・阪神・地下鉄「梅田駅」、JR「大阪駅」
<案内図> こちら をご参照ください。
定 員 80名
参加費 無料 (交流会参加の方は、1,000円ご負担ください。)
プログラム
15:05~15:50 【講演】 
「地域の未来、子どもの未来を支える寄付・募金活動」
・米田 佐知子 (よねだ・さちこ)
Profile
認定NPO法人 神奈川子ども未来ファンド 事務局長
<プロフィール>
大阪生まれ。1996年、自身の子育てを機に、横浜市港南区で乳幼児の親によるまちづくりNPO「子育てまち育て塾」を立ち上げる。2000年には、横浜市域の子育て支援のグループネットワーク「よこはま1万人子育てフォーラム」神奈川県域の「かながわ子育てネットワーク」発足をコーディネート。 2001年より神奈川子ども未来ファンド設立準備委員会に参画し、法人化後の事務局を担当。2005年より現職。保育園に子どもを預けながらの両立育児と専業育児の両方を体験している。子育て支援やNPOサポートに関する講演多数。現在、横浜市児童福祉審議会委員、横浜市ワークライフバランス委員などを務める。

15:55~16:10
青少年寄付プログラム「ペニーハーベスト」のご紹介

16:15~17:45
子どもたちによる寄付・募金活動の事例発表
≪発表校/発表グループ≫
・大阪府立長吉高等学校
(大阪市平野区) Activity
<活動概要>
1997年、当時の校長が亡くなり、香典をすべてネパールの学校建設に寄付したのを機に、校長の遺志を継いでネパールの子どもたちの奨学支援を行なうようになった。
1998年と2001年には、和歌山県潮岬から京都府丹後半島の経ケ岬までの500キロを走る「チャリティ日本横断リレーマラソン」を実施。ネパールの教育事情を訴えながら走り続け、集まった寄付金480万円でネパールに小学校を4校建設した。
その後、「学校があっても、年間2,000円の学費が払えない」という子どもたちの現実を知り、1999年からは、ネパールの子どもたちに奨学金を贈るためのチャリティマラソンを実施。20名分の奨学金を贈ったことを契機に、奨学基金「ジャパン ハイスクール スカラシップ」を設立した。
2002年からは、夏休みを利用して「チャリティ・ツアー・オブ淡路島250キロ」をスタート。他校にも参加を募り、淡路島の高校4校に立ち寄り、寄付を呼び掛けている。こうした活動には毎年、在校生有志、教職員、卒業生、父母ら500名が参加。寄付の累計は200万円を超え、ネパールの子どもたち約300名が奨学金で通学している。

・10RUN実行委員会
(沖縄県宮古島市) Activity
<活動概要>
高校生チャリティーフェスタ 『10RUN』(ワンオーラン)10時間耐久リレーは、宮古島にある宮古高校、宮古工業高校、宮古総合実業高校、伊良部島の伊良部高校の生徒有志が主催する募金イベント。2004年(平成16年)、テレビ番組のチャリティを観た宮古高校の生徒が「自分達も何かできないか」と考案した。以来、毎年夏、30~40人で編成したチームごとに、400メートルトラックをリレー方式で10時間走り続け、周回数に応じた募金を賛同した事業所などに募っている。2010年(平成22年)までの累計は参加35チーム、総周回数14,330周(約5,730キロメートル)、寄付は460万円に及び、地域の医療、福祉、環境保全等に役立てられている。
約30名の実行委員たちは、事前交渉から当日運営、寄付先選定、報告まで主体的に参加。各学校や保護者、住民が安全面を中心にバックアップし、地域をあげての行事として定着している。募金の賛同者も年々増加、昨年は298社58個人となっている。沖縄本島の高校にも参加を呼びかけ、名護高校、辺土名高校が募金に協力した。今年は東日本大震災を受け、急遽4月に5時間耐久リレーを実施。「一人の一歩を一人の笑顔に」をスローガンに約350人が参加し、247,025円の募金を被災地に届けた。

・兵庫県立舞子高等学校
(神戸市垂水区) Activity
<活動概要>
兵庫県立舞子(まいこ)高等学校は、2004年(平成16年)から世界各地の災害支援募金活動を行っている。その累計は2004年の新潟県中越地震から東日本大震災まで、国内外13の自然災害に対して約1,200万円に及ぶ。
同校は普通科のほか、2002年(平成14年)に国内唯一となる環境防災科を設置。学習内容は、実践的なものからコミュニティ、人間愛などを多岐に及ぶ。防災専門科目を担当する教員16人はすべて、国語や数学など一般科目の教員であり、専門科目で得た知識、経験を普通科の授業にも反映させることで、災害支援に対する学校全体の理解向上につながっている。ことし3月11日の東日本大震災発生後は春休み中であったが、生徒会、環境防災科、普通科が一体となって同校のある垂水区内の他高校、中学とともに17日間にわたる募金活動を実施。卒業生、保護者を含め延べ五八六人が参加したほか、多くの生徒がいち早く被災地ボランティアに駆けつけた。災害のたびにJR垂水駅前で募金をするため、住民の間でも「舞子高校の募金活動」として広く認知され、募金額も年々増加している。
防災というテーマを通して、社会を良くし、他者を思いやるという視点や姿勢を醸成した結果が、募金活動の徹底と継続につながっている。

・向上高等学校
(神奈川県伊勢原市) Activity
<活動概要>
向上(こうじょう)高等学校では1970年(昭和45年)から毎月15日を「克己日」(こっきび)として、生徒・教職員にジュース1本分程度の寄付を呼び掛けている。年間160万円を目標に、年末のチャリティコンサートの収益金と合わせ、近隣の児童養護施設、福祉団体6ヵ所に寄付している。
「克己日」のスタートは、当時、返還前の沖縄で就学できない子どもがいる状況を知った学校関係者が募金を働きかけたことが発端。その後、地域にも社会的にハンディのある子どもがいることを知り、近隣施設に寄付するようになった。また、生徒が施設の現状、寄付が役立っていることを知る機会として、年3回の施設訪問日を設定、寄付先の行事に参加するなど交流を深めている。
活動を牽引する「なおき会」(生徒会組織)のメンバーは、毎年160万円の寄付に強いこだわりを持っており、校内での働きかけに工夫をこらす。10月~12月に実施する「克己日キャンペーン」では、寄付金がどこで、どのように使われたのか写真やインタビュー記事をまとめ、正門前で必死に訴える。募金が思うように集まらず弱気になることもあるが、「ここからが頑張りどころ」と先輩から教わっている。結果として、毎年10月以降の追い上げで目標を達成、施設からは使途を限定せず必要なところに使える寄付金は有難いと感謝されている。

・広島新庄中学・高等学校
(広島県北広島町) Activity
<活動概要>
広島新庄中学・高等学校では1993年(平成5年)からバングラデシュ・コナバリ市ガジブア地区にあるボラボアイデアル小学校への寄付を実施。毎年3,000米ドルと目標を定め、その累計は日本円にして400万円に相当する。募金活動には多くの地域住民が協力。保護者・住民ともに「新庄学園と言えば、バングラデシュ」とのイメージが浸透している。
寄付のきっかけは、1989年(平成元年)、バングラデシュ大水害の際、広島県山県郡大朝町出身でバングラデシュ人医師と結婚したヤスミン・ルミコ・ラーマンさんを通じて義捐金を贈ったこと。その後、ご夫妻の「バングラデシュが貧困から脱するには教育が必要」との言葉に共鳴し、支援が始まった。当初3年間の寄付金は学校建設に使用され、完成後は運営費にあてられている。3,000米ドルの寄付で、ボラボアイデアル小学校の年間の教員給与、教材費をまかなえるという。
活動主体の生徒会メンバーは、中学・高校合わせて約20名。体育祭、文化祭、地元のお祭り、同窓会などのイベント時に募金を呼びかけ、バザーなども行う。寄付金は、毎年3月、代表団がバングラデシュを訪問し届けている。街には物乞いが少なくない中、教室で懸命に学ぶ子どもの姿を見て、生徒たちは寄付の確かな手ごたえとともに、次年度に向け思いを新たにする。卒業後も国際関係学部に進学、国際協力機関や看護師を志すなど、影響は大きい。

・品川区立杜松小学校
(東京都品川区) Activity
<活動概要>
品川区立杜松(としょう)小学校では1979年(昭和54年)から、校庭にある樹齢90年の2本の銀杏から落ちる「ぎんなん」を袋詰めし、地域住民に1袋100円で販売、毎年約10万円を世界の恵まれない子どもたちのために寄付してきた。30年以上に及ぶ活動は「杜松のぎんなん」として、地域に親しまれている。 “ぎんなん活動”は休み時間だけでなく「市民科」の授業時間内でも行われ、全校児童が取り組んでいる。9月から11月にかけてのぎんなん拾いは1、2年生、皮むきは4、5、6年生、全学年の児童が書いたメッセージカードを添えて袋詰めするのは2,3年生が担当。休み時間や学校行事で、保護者や住民に販売している。取り組みを通して、上級生が手本を示し下級生を指導するようになることはもちろん、住民との交流が生まれ、小学校への理解も向上している。 2007年度(平成19年度)からは、より目に見える形で寄付を活用しようとNPO法人アジア教育友好協会を通じてラオスの小学校とフレンドシップ協定を締結、ラオス・サラワン県ラオガンのクアンシー小学校、ポンタン小学校の支援につながっている。年1回の報告会を通して現地の様子を知った児童たちは自分たちが恵まれていることを自覚。学年が上がるにつれ、より活動に力が入る。現地で不足している遊具や、始業を知らせる「鐘」の寄贈は児童の提案で実現するなど主体性を発揮している。


17:55~18:45 交流会(軽食つき)
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