2026.06.15
第45回/刑務所・少年院にいる人たちに向けての農福連携事業のPR動画が完成
久里浜少年院で「花育」というボランティアをサポートしていることは以前、第26回のブログでお伝えしましたが、7回目となる今年度も実施することになりました。自分たちのことを思ってくれる人がいること、その人たちのために花を咲かせ、手渡すことで、喜んでもらい感謝される経験により、彼らの心に小さいながらも確かな希望の灯がともっていることを願っています。
それでも、彼らが社会に戻った後、就職先がない人は少なからずいます。仕事がないと再犯してしまう可能性は高くなります。当協会では、彼らの出院後、農福連携事業者のもとで仕事を始めることは、彼らの社会復帰にとって有効である、と思っています。土に触れ、毎日小さな失敗や成功があり、そして作物ができる。不安を抱えて恐る恐る働くうちに、自分を受け止めてくれる人たちとの出会いで、仕事を覚えながら少しずつ自信をつけていくことができるのでは、という期待を持っています。
ただ、実際は、給与はそう高くないので、どうしても日銭が入る仕事に行きがちです。そこで、なんとか農業を就労先として考えてもらいたいと思い、農福連携事業のアピール動画を作りました。「きみを待っている」というタイトルです。彼らを理解し、一緒に働きたいと思ってくれる人がいること、また、同じような境遇の人の声も聴いてほしい、という思いもありました。3軒の農福連携事業者の皆さんに協力してもらい、彼らへのメッセージを伝えていただきました。完成後、法務省矯正局のご協力をいただいて、全国の少年院・刑務所に送付しました。
その後の動向が気になるところですが、先日、一軒の事業者の代表の方に、東北の刑務所に入っている人から熱い手紙が届いたそうです。そこには、これまでの自分の生い立ちや犯した犯罪のことなど、事細かく書いてあったそうで、すぐに返事を出したそうですがまだ動きはないようです。その代表の方は、今すぐにでも会いに行きたいけれど、我慢して待っている(笑)、と言っておられました。出所後にご縁がつながってほしい、と切に願っています。
皆様も、この動画をぜひご覧ください。 YouTube: https://youtu.be/DNAFkGao-js