2019.03.01
子どもの『貧・困』伴走者育成研修報告 兼 シンポジウムのご報告
平成30年度の『子どもの貧・困 伴走者育成研修』が終了し、『研修報告 兼 シンポジウム』が開催されました。出席人数は70名(講師、スタッフ除く)で、半数が企業関係者のご参加でした。
-子どもの貧困伴走者育成研修のご報告: 5回の講義および2回の現場体験から構成される研修を終了いたしました。
研修内容についてはこちら https://www.philanthropy.or.jp/poverty/2018/
研修受講生と講師の集合写真
-パネルディスカッション
1, 若き支援者の想い(NPO法人ハーフタイム事務局長 三枝 功侍氏 / ポートファミリアくすの樹 統括責任者 柴崎 淳氏)
2, 当事者の想い(ようこさんの物語)

パネルディスカッションの様子
-特別講演 「誰もが幸せになるために~幸福学から考える~」
前野 隆司氏(慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 教授)

前野教授による幸福学の講義
-参加者の皆様から頂いたコメント
■シンポジウム全般
- 初めて触れる世界でした。今、自分にできることを!!と強く思います。
- 支援をする側、される側という意識をなくし、フラットな関係になる意識を忘れないこと
- 自分の知らない場で「子供の」為にしている人の存在を知れたのは非常に価値がある経験になった。
- 幅広い年代の方が活動に意欲を持っていらっしゃることを嬉しく思いました。
- 直接のかかわりの他にも支援の形はあることが理解できました。まず、周囲に伝えます。
- 企業としては以前から、子供の貧困に対する取り組みを行ってきてはいますが、まだ、十分とは言えないと思うので、今後、企業として何ができるかを考えてきたいと思います。
- ただ共感するだけでなく、次の「活動」につなげることが重要だと思います。
■パネルディスカッションについて
- お二人の若いNPO運営者から、直接お話しをきけて、少し実感が待てました。
- 困難な状況に或る子供が、なかなか自分から抜け出せないのは、その状況が当たり前になってしまっていて、他の状況を知らないことにあると強く感じました。
- 支援の現場の方々の声を聴ける機会が少ないので有益な時間でした
- 現場のリアルな状況が伝わってきました。ようこさんの話は心が痛みました。
■特別講演について
- 幸せについて考える時間を作って頂きありがとうございました。
- 大変興味深く、特に心の貧困の解消のために何か具体的な支援活動につなげていく時に幸福学の知識があると、とても有用だとおもった。もっと深く勉強してみようと思う
- 大人が幸せ・社会が幸せでないと子供が幸せでいられないことがわかった
- 「幸福」とは何だろうと改めて考える機会になりました。
研修にご参加いただいた皆様、シンポジウムにご出席いただいた皆様、ありがとうございました。
当研修事業は平成30年度 独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成を受けて実施しています。