お知らせ

2019.11.13

チャリティ・チャレンジ・プログラム2019  西日本豪雨被災地視察ツアーのご報告

11月16日―17日に実施した西日本豪雨被災地視察ツアーの様子をご報告します。

<プログラム概要>

11月16日(土) 東北・東京・熊本の中高生25名が広島に集合し、広島県安芸郡坂町小屋浦地区にて西日本豪雨での被災状況と同時に、過去の水害の石碑、原爆慰霊碑を視察。

その後、広島県内からの参加者15名以上も交えて、「災害の記憶を伝えるということ」について一緒に考えました。

11月17日(日)平和記念公園と資料館を見学。被爆体験を伝承する若い語り部の方のお話を聞いて、伝承について、悲劇を繰り返さないために、「誰に」「何を」伝えるのか、を考えました。

プログラムの検討から実施まで、ひろしまNPOセンター増田様、松村様にご協力をいただきました。ありがとうございました。

*******活動のご報告******

<11月16日>

11月16日(土)朝、東京駅に東北・東京からの参加者が集合し、無事全員、新幹線に乗って出発しました。熊本からの参加者とは広島駅で合流予定です。

広島に到着。挨拶もそこそこにマイクロバスで小屋浦へ向かいます。小屋浦公民館でまずは昼食。その後、被災状況視察の前に小屋浦長会会長様より状況のご説明をいただきました。

豪雨の被災地の現状を説明いただきながら川沿いを歩き、小屋浦公園へ。小屋浦公園で原爆の慰霊碑、明治時代の水害を伝える碑を見学。

小屋浦公園をみんなで清掃、その後、原爆の慰霊碑に黙祷をし、代表者から献花をしました。


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小屋浦公民館に戻って、東北・東京・熊本の参加者から地域や学校、災害からの復興状況などを紹介しました。

この後、班に分かれて、みんなで「災害の記憶を伝えることはなぜ重要なのか」「どうしたら伝わるか」について、今日気づいたことや考えていることなどを話し合いました。

話し合った内容について班ごとに発表、聞いている生徒さんから質問もたくさん出て有意義な時間でした。 

本日の活動を終了する前に広島からの参加者も一緒に写真撮影。

 
(写真をクリックすると拡大します)

この後、宿舎に移動し、解散。先生方とスタッフは一階ロビーに残って反省会。ここまでの活動についての振り返りと今後の方向性について意見交換会を行いました。

<11月17日>

朝6時30分から朝食。

昨日、取材をしていただいた朝日新聞と中国新聞の広島版に、さっそく記事が掲載されました。

その後8時には宿舎を出発し平和記念公園へと向かいます。

語り部として本日のガイドをお願いする福岡さんです。

福岡さんから、ガイドブックには載っていないような説明も織り交ぜながら話をしていただき、平和記念公園の中を見学します。70年以上前に広島で起きたことを聞きながら、参加された生徒さんたち、皆さん、メモを取り、自分たちの周りで起きていることと重ね合わせているような姿が印象的でした。

これから平和記念資料館の見学に行きます。

班ごとにどういう点に注目して見学したいかを考え、イヤホンガイドを手に、資料館に入っていきました。


(写真をクリックすると拡大します)

見学後に、旅館に戻って福岡さんのお話を聞き、伝承について考えました。

一部の学校はここで解散。この後、広島電鉄に乗って広島駅に向かい、それぞれ熊本、東京、東北に帰りました。

広島滞在25時間。小屋浦・平和記念公園を駆け巡り、いろいろな人に会い、たくさん話をしたギュウギュウ詰めのプログラムでしたが、参加した生徒さんが多くを学び、それを自分たちの地元に戻って仲間に伝えていっていただければ、と思います。

<今までのプログラム紹介ページ>

5月のプログラム活動報告 https://www.philanthropy.or.jp/cms/20190511/486/

7月のプログラム活動報告 https://www.philanthropy.or.jp/cms/20190618/579/

7月の合同募金の贈呈式https://www.philanthropy.or.jp/cms/20190910/697/

プログラム案内 https://www.philanthropy.or.jp/cms/20190307/385/